焼津漁業資料館

資料館(外観)

焼津漁業資料館は、焼津漁業協同組合が創立30周年を記念して昭和54年8月10日に開館しました。
焼津の漁業は、すでに徳川時代より相当な規模を以て営まれていたことが、幾多の文献より知られております。
こうした先人の活躍ぶりや往時港無き荒浜から現在のこの焼津港に成長してきた過程の品々を陳列し、後世に伝えるべく努力しております。

ご来館のお客様へ ご協力のお願い(コロナウイルス対策)

焼津漁業資料館では、新型コロナウイルス感染拡大防止に伴い、以下の対策を講じています。

①マスクの着用にご協力をお願いします。
②入口に設置してある消毒液で手指を消毒後ご入館ください。
③風邪の症状(発熱、くしゃみ、せき、味覚・聴覚障害)がある方や、体調がすぐれない方は、ご来館をご遠慮ください。
④他のお客様との間隔を十分にとって見学をお願いします。
⑤ご入館いただける人数の制限を上限50人までとさせていただいております。

ご理解とご協力、よろしくお願いいたします。

施設平面図

施設1F平面図施設2F平面図

展示品紹介

  • 櫓船(長さ6m)
    櫓船

    これは、木製の沿岸小型漁船です。明治の末、かつお船の長さは15m余ありましたので、この船の2.5倍の大きさで約35名が乗り組んでおりました。

  • 生篭
    生篭

    かごの回りに竹を4本わたして海に浮かせ、中にはかつおの餌となるイワシを入れて畜養しておりました。

  • 鰹船ブリッジ(54トン型鰹船の船橋)
    鰹船ブリッジ

    現在漁船は、鋼鉄やFRP船となり、このような木造船はなくなりました。舷灯、舵輪、方向探知機、霧笛、仮眠室が二ヶ所あります。

  • 漁民の家(小泉八雲滞在の家と同様式)

    私たちの祖先が知恵と経験を積み重ねて建てたこの家は明治末期のものです。
    家の中には、火鉢、米びつ、ゼンマイ時計、丸型・角型せいろう、まつだや下駄、焼津笠等置いてあります。

    漁民の家漁民の家(内部)漁民の家(まつだや下駄)
  • 食器類
    食器類(三角のとっくり)

    三角型の大きなとっくりは、船が揺れても倒れないようにできた水差しです。 高膳・おか持ち・とっくり・茶碗等展示してあります。

  • 計器類

    自船が今どこにいるか地図上で調べた六分儀、船の航行距離を調べたパテントログ、右に緑、左に赤の舷灯や停泊灯等展示してあります。

    計器類(六分儀)計器類(舷灯)計器類(ログ)計器類(コンパス)計器類(クロノグラフ)
  • 漁民の衣服

    鰹を釣る時着た作業着が鰹着物(かつぎもん)といっておりました。 木綿手織りのつづれ・襟なしのシャツの「焼津ジマ」・万祝(まいわい)等、妻や母の手縫いの衣服には同じ柄模様はありません。

    漁民の衣服(鰹着物)漁民の衣服(焼津ジマ)
  • 古文書
    古文書

    焼津の漁業が文献にあらわれたのは徳川初期からで、他領の漁民との争い、焼津三ケ村の漁方規定など、幕政時代の漁業制度を知る上に貴重な文献が残されております。

  • 船大工道具

    和船を造る大工は船大工と呼ばれておりました。大きな木から船を作っていったので、鋸、のみ、板に丸みを出すための道具水もれを防ぐ道具等色々展示してあります。

    船大工道具(一式)船大工道具(鋸)
  • 漁具

    沖箱(ちげ)、釣針やテグス、重り、はさみ等釣漁師がくらしを支える宝箱である。

    漁具(沖箱)漁具(びん玉:青)漁具(びん玉:赤)
    浮玉

    まぐろ延縄漁に昔はガラス玉を使っていたが、プラスチックが普及してからこわれやすいガラス玉は使用しなくなりました。

  • 疑似餌
    疑似餌

    釣は魚と人間の知恵くらべであり、生きた魚でなくても疑似餌が十分魚の食欲を誘います。

営業時間・アクセス

施設の概要
名称 焼津漁業協同組合 焼津漁業資料館
住所 焼津市中港二丁目6番13号
開館時間 午前8時30分から午後4時30分まで(正午~13時を除く)
休館日 水曜日・日曜日・祝日・夏季休館日*・年末年始*

*ホームページで確認ください。
※臨時休館日・臨時開館日、は、こちらをご確認下さい。

入館料
1.小人
無料
2.大人
・焼津市内在住の方…無料
・一般…300円
・団体(20人以上)…150円
アクセスマップ


※駐車場につきましては、受付におたずね下さい。

割引券ダウンロード

焼津漁業資料館の割引券です。
PCの場合は下記リンクの割引券ページを印刷(モノクロ可)してお持ちください。
スマートフォンの場合は、割引券ページ画面を提示してお使いください。